Works

目次

学位論文

2018年3月
「美的陶冶としてのマンガ : 美術教育、表現論、テクスト分析」
京都精華大学大学院(芸術学)博士論文

2009年3月
「「はだしのゲン」論」
横浜国立大学大学院(教育学)修士論文

学術論文

レビュー「こうの史代・竹宮惠子・吉村和真『マンガノミカタ 創作者と研究者による新たなアプローチ』樹村房、2021年」日本マンガ学会編『マンガ研究 29号』ゆまに書房、2023年、pp. 199-203.

“Places for Expressing Women’s Independence and Media Condition: Focusing on Essay Manga on SNS”, Translated by Nick Hall, Inter National Journal of Comic Art, vol.23, No.2, 2021, pp. 350-358.(プロシーディング)

「研究調査報告 ジェンダーの観点から捉える「言語文化」教育の研究―マンガ研究者を対象とする面接調査―」
『人間文化研究所年報』第28号、筑紫女学園大学・短期大学部人間文化研究所、2017年、pp. 15-30.(高山百合子・大城房美との共著)

「Kouno Fumiyo’s Hiroshima Manga: A Style-Centered Attempt at Re-reading」
『Kritika Kultura』vol.26、アテネオ・デ・マニラ大学、2016年、pp. 243-257. [査読あり]

「連環画を展示する試み――「知られざる中国〈連環画〉~これもマンガ?~」展および学術シンポジウム「〈連環画〉、そのさまざまな顔~他ジャンルとの連続性をさぐる~」を振り返って」
武田雅哉編『連環画研究』第5号、連環画研究会、2016年、pp. 8-27.

「はだしのゲン」の「力」――トマス・ラマールの「可塑的な線」との関係から――」
『マンガ研究』第19号、日本マンガ学会、2013年、pp. 78-94. [査読あり]

「線から捉えなおす「劇画」――さいとう・たかをを中心に」
ジャクリーヌ・ベルント・山中千恵・任蕙貞共編『日韓漫画研究』(国際マンガ研究、3巻)京都精華大学国際マンガ研究センター、2013年、pp. 175-199.

「今日の若者と『リボンの騎士』――美術教育の現場からの一考察」
『マンガ研究』第14号、日本マンガ学会、2008年、pp. 65-71.

書籍等出版物

書評「細馬宏通『フキダシ論: マンガの声と身体』(青土社、2023年)」『週刊読書人』2023年9月15日号、2023年.

「意思する線――「描く」ことと「託す」ことをめぐる『チ。』試論」『ユリイカ2023年1月号 特集=コペルニクス』青土社、2023年、pp.306-313.

「プロが厳選するファンタジーマンガ」『ダ・ヴィンチ 2021年9月号 特集:ファンタジーの扉を開く。』、2021年、p. 50.

「コロナ禍でのマンガ」
日本グラフィック・メディスン協会『日本の医療マンガ50年史 マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』SCICUS、2021年、pp. 232-234.

「マンガ家としての近藤聡乃と「手」の仕事――『うさぎのヨシオ』と『A子さんの恋人』に見る自己表現としてのマンガ」
『ユリイカ 2021年3月号 特集:近藤聡乃』青土社、2021年、pp.321-328.

「教育×マンガ研究──「教育」という枠組みの再考」
監修・吉村和真 編著者・石川優『メディア芸術・研究マッピング マンガ研究の手引き』

2019年度メディア芸術連携促進事業研究マッピング「研究の手引き」、2020年

書籍解説「石田美紀『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』」
吉村和真、ジャクリーヌ・ベルント編『マンガ・スタディーズ ブックガイドシリーズ 基本の30冊』人文書院、2020年、pp. 46-51.

書籍解説「石子順造『マンガ芸術論 現代日本人のセンスとユーモアの功罪』」、「夏目房之介・竹熊健太郎編『別冊宝島EX マンガの読み方』
吉村和真、ジャクリーヌ・ベルント編『マンガ・スタディーズ ブックガイドシリーズ 基本の30冊』同上、pp. 62-67、 pp. 68-74.(ジャクリーヌ・ベルントとの共著)

「マンガと乳房――岡崎京子の描くおっぱい」
武田雅哉編『ゆれるおっぱい,ふくらむおっぱい 乳房の図像と記憶』、岩波書店、2018年、pp. 70-73.

「論考 マンガ論と『はだしのゲン』」
『『はだしのゲン』を読む』、河出書房新社、2014年、pp. 72-79.

WEB記事

ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ」におけるレビュー記事

評論記事「マンガの線――「描く」行為を見ること:「浦沢直樹の漫勉」を出発点に」2022年10月7日

評論記事:「BL研究の現在――『BLの教科書』と日本マンガ学会第20回大会シンポジウムを中心に」2022年3月14日

書評記事:「書評 スコット・マクラウド『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論 完全新訳版』」2021年7月26日

イベントレポート記事:「「デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉」レポート」2021年1月7日

評論記事:「新型コロナとマンガ表現――その想像力と社会的役割」2020年10月15日

評論記事:「新型コロナとマンガ文化――マンガ界はどのように対応したか」2020年7月2日

レビュー記事:「映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』レビュー:マンガ表現とアニメーション表現の違いから」2020年4月21日

イベントレポート記事:「初の回顧展「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」 前編
展示会場レポート」2019年12月25日

インタビュー記事:「初の回顧展「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」 後編 近藤聡乃氏インタビュー」2019年12月26日

インタビュー記事「LLマンガとは?――マンガ研究者吉村和真氏に聞く」2019年10月8日

イベントレポート記事:「日本マンガ学会第19回大会レポート」2019年8月20日

展覧会レポート記事:「「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」レビュー」、2018年7月6日

書評記事:「エッセイマンガというジャンルとさくらももこ――『漫画版ひとりずもう』から――」、2019年4月1日

インタビュー記事:「地域密着型「第3のミュージアム」としての合志マンガミュージアム――館長 橋本博氏に聞く」、2018年3月20日

イベントレポート記事:「日本マンガ学会九州マンガ交流部会第52回例会レポート」2018年3月20日

展覧会レポート記事:「少女マンガに革命を起こした開拓者「竹宮惠子 カレイドスコープ -50th Anniversary-」レポート」、2018年1月9日

イベントレポート記事:「創作同人誌展示即売会「九州コミティア」プレ開催」、2017年3月24日

展覧会レポート記事:「「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」から見えてくるもの」、2017年1月20日

展覧会レポート記事:「「『描(か)く!』マンガ展~名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ~」レポート」2016年2月12日

雑誌連載

「リーダーのためのメディアガイド」
『日本教育新聞』日本教育新聞社、2021年4月より連載。(至現在)
第2回:業田良家『世直し源さん―ヨシイエ童話』
第6回:藤子・F・不二雄「ミノタウロスの皿」
第9回:安野モヨコ「働きマン」
第13回:田中圭一「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」
第17回:ビルギット・ヴァイエ作、山口侑紀訳「マッドジャーマンズ ドイツ移民物語」
第20回:高井研一郎作画・林律雄原作「総務部総務課山口六平太」
第24回:島田 虎之介「ロボ・サピエンス前史」
第28回:しりあがり寿「くる日もくる日もコロナのマンガ」
第32回:さいとう・たかを「サバイバル」
第34回:タナカカツキ「マンガ サ道 ~マンガで読むサウナ道~」

「教員におすすめしたいマンガ10選」
『日本教育』日本教育会、2020年4・5月合併号より連載(至現在)

「Withコロナ リーダーに読んでほしいマンガ11選」
『日本教育新聞』日本教育新聞社、2020年6月より連載。(至2020年9月)
第1回:朱戸アオ『リウーを待ちながら』
第3回:手塚治虫「陽だまりの樹」
第5回:福満しげゆき「妻と僕の小規模な育児」
第7回:荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」
第9回:竹宮惠子「地球へ…」
第11回:作・伊藤智義、画・森田信吾「栄光なき天才たち」

執筆協力

「高橋葉介作品解説56」、『文藝別冊 総特集 高橋葉介』、河出書房新社、2013年(第増補新版2021年)、pp. 331-366.(56作品中3作品の解説を担当)

「主要50作品 徹底解説」、『文藝別冊 総特集 諸星大二郎』、河出書房、2011年、pp. 203-233.(50作品中3作品の解説を担当)

「1967~2012 池田理代子主要作品解説」、『ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界 (アサヒオリジナル)』、朝日新聞出版社、2012年9月、pp. 179-210.(56作品中7作品を担当)

口頭発表(国内)

「Manga as a participatory Media: The “Hand Drawing” perspective 
From the 1960s’ Dōjinshi to SNS manga in Japan」
Manga in Postdigital Environment, Universida de Vigo, Pontevedra Campus(オンラインで参加)、2022年5月30日

「マンガに関するリテラシー教育における公的教育機関・ファシリテーターの役割」
日本マンガ学会九州マンガ交流部会第69回例会 & 第10回女性MANGA国際会議 公開研究会:異文化を繋ぐマンガの力――女性と自由・規制・国際、オンラインで実施、2022年3月20日

「SNS時代のマンガにおける「手描き」の問題─線の物質性を中心に」
日本記号学会第41回大会、オンライン × 九州大学・大橋キャンパス他 による ハイブリッド開催、2021年11月27日

「自己表現ツールとしてのマンガの機能と可能性:SNSにおけるアマチュアの制作者によるエッセイマンガを中心に」
日本マンガ学会第20回大会、オンラインで実施、2021年7月3日

「コロナ以後の日本マンガ」
日本マンガ学会海外マンガ交流部会第13回公開研究会「コロナ禍から世界のマンガを考える」、オンラインで実施、2021年2月6日

「アフターデジタル時代の自己表現ツールとしてのマンガ──SNSにおけるエッセイマンガを中心に」
日本マンガ学会第63回九州マンガ交流部会、オンラインで実施、2021年1月9日

「感染症とマンガ―新型コロナ以後のマンガ文化」
日本マンガ学会九州マンガ交流部会第60回例会、オンラインで実施、2020年7月25日

マンガ研究を教育に生かす~実技と理論の融合を目指して
公開研究会「大学教育とマンガ-日本語/英語を中心に」主催:北九州市漫画ミュージアム、日本マンガ学会九州マンガ交流部会、女性MANGA研究プロジェクト、北九州市漫画ミュージアム、2020年1月12日

「図書館利用の可能性―大学教育におけるマンガを使った教育活動の視点から」
『大学図書館とマンガ―教育・研究支援からの視点』(北九州市立大学学長選考型研究費A採択事業「大学図書館における『ダイバーシティ』教育の環境開発に関する実践的研究長選考型研究費A採択事業」)、北九州市立大学、2019年10月23日

「マンガ研究と美術教育との接続の試み――こうの史代のマンガを具体例に」
第56回大学美術教育学会、主催:大学美術教育学会、広島大学、2017年9月24日

「マンガと乳房 ―方法論についての一考察」
「「乳房」の図像と記憶――中国・ロシア・日本の表象比較研究2015 年度第1 回例会」、主催:日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研(B)「乳房」の図像と記憶――中国・ロシア・日本の表象比較研究(代表者:武田雅哉)【課題番号】25284065、北海道大学、2015年8月29日

コメンテーターとして参加:「学術シンポジウム 〈連環画〉、そのさまざまな顔~他ジャンルとの接点を探る」
主催:日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(A)「東アジア域 内100年間の紛争・協調の軌跡を非文字史料から読み解く」(代表 貴志俊彦)、日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(C)(一般)(H26~H28 )民国期児童雑誌の研究──商務印書館編訳所の活動と児童表象を軸に(研究代表者:佐々木睦)【課題番号】26370412、京都国際マンガミュージアム、2015年5月30日

「線から捉える「劇画」」
「ワークショップ 非文字資料研究の理論構築に向けての事例検討Ⅰ」主催:京都大学CIAS共同研究・共同利用プロジェクト「非文字資料の共有化と研究利用」、北海道大学、2013年6月30日

「マンガ研究のグローバル化に向けて マンガの社会批評性――「はだしのゲン」を具体例に――」
『日本マンガ学会 第12回大会』、明治大学駿河台キャンパス、2012年6月23日

「『美術フォーラム21』の特集号を多面的に読む」
「京都精華大学国際マンガ研究センター主催 公開研究会「マンガ芸術論」『美術フォーラム21』の特集号をめぐって」、京都国際マンガミュージアム、2012年2月25日

「戦争を語るメディアとしてのマンガ――『はだしのゲン』をめぐる今日的問題」
『日本マンガ学会 九州マンガ交流部会 第18回例会』、九州大学大橋キャンパス、2010年10月30日

「今日の若者と『リボンの騎士』――美術教育の現場からの一考察」
日本マンガ学会第8回大会、松山大学、2008年6月22日

口頭発表(国外)

Manga as an interactive media: Communication through “lines”(Panel9 Creating Form, Using Form——Multidirectional relationships and expression in popular culture), Mechademia International Conference: Kyoto 2021, online、2021年6月5日(口頭/英語)

“Manga and Social Media after 3.11: Takekuma Kentarō’s online magazine Dennō MAVO”
International Conference: Catastrophes, Digital Public Spheres and the Future of Democracy, University of Erlangen-Nuremberg、ドイツ・エアランゲン、2014年9月12日(口頭/日本語による発表)

“Gekiga as ‘alternative comics’? The interculturally different positioning of Tatsumi Yoshihiro and Saitō Takao”
5th International Scholarly Conference Comics Alternatives: From Graphic Diary to Manga Style, 主催:京都国際マンガ研究センター、バンドン工科大学、インドネシア・バンドン、2013年6月15日(口頭/英語による発表)

“Reading Kouno Fumiyo as a possible subversion of A-bomb manga”
the Mechademia in Seoul conference、東国大学、韓国・ソウル、2012年12月1日(口頭/英語による発表)

展覧会企画、準備補助

「知られざる中国〈連環画〉~これも「マンガ」?~」展
京都国際マンガミュージアム、会期:2015年4月25日~2015年7月5日

講演

「令和3年度 漫画史講座 コロナウイルスとマンガ」
広島市まんが図書館・広島市まんが図書館あさ閲覧室主催、合人社ウエンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)、2022年3月13日(日)

シンポジウム企画、運営

「学術シンポジウム 〈連環画〉、そのさまざまな顔~他ジャンルとの接点を探る」
主催:日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(A)「東アジア域 内100年間の紛争・協調の軌跡を非文字史料から読み解く」(代表 貴志俊彦)
日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(C)(一般)(H26~H28)民国期児童雑誌の研究──商務印書館編訳所の活動と児童表象を軸に(研究代表者:佐々木睦)研究課題番号:26370412、京都国際マンガミュージアム、2015年5月30日

翻訳

学会発表原稿翻訳と同時通訳
ケース・リベンス「コミックをアーカイブすること―文化遺産の保存か、コミック研究の視野の拡大か?(Archiving comics―preserving heritage  or broadening the perspectives of comics studies?)」
第7回国際学術会議「コミコロジー:理論と実践を絡み合わせる新《研究》」、主催:京都国際マンガミュージアム・京都精華大学国際マンガ研究センター、京都国際マンガミュージアム、2015年9月25日~2015年9月27日(英語から日本語への翻訳)

論文翻訳:ケース・リベンス「コミックをアーカイブすること―文化遺産の保存か、コミック研究の視野の拡大か?」、『講演・研究会報告「[シンポジウム]第7回国際学術会議「コミコロジー:理論と実践を絡み合わせる新《研究》」Comicology: Probing Practical Scholarship、京都精華大学国際マンガ研究センター」、2016年9月(英語から日本語への翻訳)

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